5月最終週くらいから樽前山が山開きになり、5合目ゲートがオープンして7合目まで車で行けるようになるとの情報を頂いていたので、早速行ってきました。
更に、樽前山からの眺めも絶品だけど、隣の山の風不死岳(ふっぷしだけ)山頂からの景色が更に良いとの情報をもらいました。
じゃあ、縦走しちゃえばいいじゃんって思って、樽前山から風不死岳の縦走に挑戦してきました。当日はちょっと空が霞んでいて残念さは少しあったけど、前評判通りの気持ちのいい眺めでした。
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樽前山から風不死岳縦走コース
初めての樽前山・風不死岳だったので、一番総歩行距離が長いコースを選びました。
赤色が、行きのコース。青色が帰りのコースです。7合目登山口スタート&ゴールです。
樽前山のお鉢に出たら、時計回りにぐるっと周遊しつつ、途中でコースを外れて風不死岳へ縦走し、また樽前山のお鉢に戻ってきて周遊するっていうコースにしました。
コースタイム
行き
7合目登山口出発 7:12 → ①東山分岐 7:42 → ②樽前山神社奥宮 7:59 → ③南側外輪壁ガリー侵食崩壊部 8:10 → ④西山 8:20 → ⑤ 932m峰方向分岐 8:43 → ⑥風不死岳山頂 9:55
帰り
⑥風不死岳山頂 11:10 → ⑤ 932m峰方向分岐 12:24 → ⑦樽前山山頂 13:00 → ①東山分岐 13:05 → 7合目登山口 13:26
休憩の1時間くらいを除くと5時間くらい歩きっぱなし。この日は足で稼ぎました。
樽前山〜風不死岳縦走登山
樽前山の7合目駐車場に到着したのは快晴の土曜日の朝、7時ちょっと前。駐車場はかなり混んでいて、あと数台で満車って感じでした。山歩き民の朝は早いですな。交通整理のおじさんたちも居て、樽前山の人気の高さにいきなりびっくり。
他の登山者からの情報ですが、樽前山、風不死岳はヒグマの生息地とのことです。 ですので、樽前山や風不死岳に行くときは、熊よけの鈴を持っていくことを強くおすすめします。
登り始めて、10分しないくらいで、視界がぐっと開けます。まずは樽前山のお鉢を目指して上がっていくのです。樽前山は急登がなく、登山というよりハイキングという感じのお手軽さがあります。(風不死岳への道は結構な急登の登山コースですので舐めないように)
更に進むとすぐに森林限界へ突入します。一般的な山では森林限界は2500mを超えた辺りからと言われているのですが、樽前山は活火山のため、森林限界が一般よりもだいぶ低くなっているようです。
登山開始から30分ほどでお鉢に到着です。ここが①の東山分岐で、樽前山の山頂へはここを右に曲がると300mほどです。
僕は、今回は大周遊&風不死岳縦走なので、左に曲がって行きました。
稜線はこのようになっています。写真で見ると気持ちよさそうって思うかもしれませんが、この日は稜線にものすごい強風。風上方向に少し身体を倒しながらじゃないとまっすぐ歩けないくらいの風でした。
すぐ左側は崖なので、すこし怖かったな〜。
強風の中頑張って②の樽前山神社奥の宮へ到着。石が風を遮ってくれるので、ここでちょっと休憩。
③の南側外輪壁ガリー侵食崩壊部付近。ごっつい名前だな〜。遠くには海も見えていますが、霞んでいてはっきりしません。
④の西山へ到着。樽前山には西山と東山のピークがあって、一般的には、標高が高い東山が樽前山山頂と呼ばれています。
右に見えるのは、樽前ドームと呼ばれる岩。そして、左に見えるてっぺんが3つになっているように見えるのがこれから向かう風不死岳。
樽前ドームからはモクモクとガスが出ています。樽前山は活火山ですからね。この日が特別ってわけじゃなくて、いつもこんな感じらしいです。
余談ですが、お鉢に出た瞬間から、硫黄の匂いがほのかに漂っていました。御嶽山のあの事件があったのでなんとなく嫌な事を連想させられましたが、危険を感じること無く無事帰ってきました。
西山から20分くらいあるくと、⑤の樽前山の周遊コースを外れて風不死岳ヘ向かう分岐が現れます。ここでの矢印の表記に風不死岳という文字がないので、焦りましたが、ヒュッテ2.5k方面に行けば問題ありません。
んで、風不死岳方面の様子。右奥が風不死岳のピークです。結構遠いな〜。
この先にある何回か分岐には、風不死岳の表記があるので迷うことは無さそう。
風不死岳に近づくにつれて、森林限界が終わり、新緑の木々が生い茂っています。
風不死岳山頂ヘ向かう道には途中、急登、鎖場、ロープなどがあるので、心して掛かってください。
登るときはそんなでもないですが、降りる時が怖かった。珍しくカメラをリュックにしまいましたもの。
風不死岳山頂に到着。結構疲れた。でも、山頂で待っていたのは疲れを吹き飛ばす素晴らしい景色。眼下に広がるは支笏湖。そして、支笏湖の対岸に鎮座するごつい山は恵庭岳。樽前山、風不死岳、恵庭岳の3つで支笏三山と呼ばれています。
2016年8月上旬に恵庭岳も登りました〜
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雲がいい感じの表情になるのを待って撮影。左奥には羊蹄山という北海道のシンボルが霞みながらも見えています。富士山に似ていることから、蝦夷富士と呼ばれている山。
羊蹄山をすこしアップで。
風不死だけど、死を連想させるような看板。1時間ほどご飯食べたり写真撮ったりしてゆっくり過ごしました。
実は、今回は、カップ麺&ガスバーナーを持って行ったので、山頂でカップ麺を食べるぞ〜って意気込んでたのですが、肝心の箸を忘れたためカップ麺はお預けに。コンビニのオニギリだけで済ませました。
いつもは広角レンズしか持って行かないんだけど、今回は単焦点レンズでの撮影にも挑戦。何枚かは単焦点レンズで撮った写真を掲載しています。
帰りも長くなるので頑張ります。途中、桜が咲いていました!本当に、桜だよね?
来た道をひたすら戻り樽前山方面に復帰。
樽前山の周遊コースを東山山頂方面に進みます。
風不死岳は遠いようで遠かった。次登るときは、素直に風不死岳登山口からアプローチします。
樽前山の山頂へ到着。これで、本日のノルマ達成であります。
サンセットハイクしてきました
樽前山から夕日を見たかったので、サンセットハイクしてきました。
その時の様子を記事にしたのでよろしければ御覧ください。
最後に
この景色が、自宅から40分掛からないくらいの場所に広がっているなんでなんて恵まれているのでしょう。季節季節で登ってみたい山だな〜と思いました。
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