大人気バックパックARC’TERYX(アークテリクス)のArro22(アロー22)を日帰り登山用、街使い用に購入したのでレビューします。
これまで、登山用のリュックは、mont-bellのチャチャパックという物を使っていました。容量は30Lくらいあり、収納性抜群で、山小屋泊のお泊り登山では大活躍なのですが、日帰り登山で使うとなるとオーバースペック。
そして、ガチすぎるので、普段の街使いは向いていません、というか街であんなもの背負ってられない。
[モンベル] mont-bell チャチャパック 30 1223359 GMSR (GMSR)
- 出版社/メーカー: mont-bell(モンベル)
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ということで、今回、日帰り登山でも使えて、普段使いにもピッタリなカッコいいデザインのバックパックを個人輸入で購入してみたのでレビューしていきたいと思います。
購入したのは、ARC’TERYX(アークテリクス)のArro22(アロー22)というモデルです。最近、街でよく見かけるあれです。
購入は海外のサイトを経由しましたが、現物の下見をした札幌のお店の店員さんは「アロー22登山をしない人にも大人気商品です」って言っていました。
- ARC’TERYX(アークテリクス)のArro22(アロー22)の概要
- 外観レビュー・感想(収納ポケットなど)
- 収納できる荷物(登山編)
- アロー22の気に入っている所
- アロー22の微妙な所
- 最後に
- どこで買うのがいいのか(安く手に入るのか)?
ARC’TERYX(アークテリクス)のArro22(アロー22)の概要
- 素材::ナイロン(防水)
- サイズ:W35cm×H53cm×D16cm
- 重量:約1.1kg
- 容量:約22l
- [開閉]ダブルファスナー式 [外側]ファスナーポケット×1/マジックテープ式ポケット×1/ギャザーポケット×1 [内側]ギャザーポケット×1
外観レビュー・感想(収納ポケットなど)
頻繁に街中などで見かけるアークテリクスのリュックは、ロゴの始祖鳥の刺繍が金色っぽい奴だと思いますが、僕が購入したのはバイオレットワインという色のモデルです。
刺繍の色が異なるだけで、外観寸法や、ポケットなどは全く同じです。
バイオレットワインというよくわからない色のネーミングですが、平たく簡単に言うと、パープルです。
ネットで見たときは、もう少し、赤に近い色合いなのかと思っていたのですが、実際は紫に近い色合いでした。
外についているファスナーはすべて防水仕様になっています。また、本体自体も防水仕様のナイロン素材で作り込まれているため、雨に対してもかなりの強さを発揮してくれます。
雨が降ってきたら、カメラをアロー22の中に入れておけば問題無さそうです。
メインジッパーもラミネート加工がされているのでしっかり防水仕様になっています。
リュックの両サイドには、サイドポケットがついています。左右で形状が異なっています。
向かって右側のポケットには、マジックテープがついているので、サイドポケットに入れたものがいつの間にか落ちてしまうことを防いでくれます。
iPhone 7 Plusサイズのスマホも横に収納すれば、サイドポケットに入ってしまいます。
登山時のスマホの持ち運びにについては悩んでいたので、これで解決できそうです。
対して左のサイドポケットは普通のゴムによる締め付けのみのサイドポケットです。
ボトル類を収納するのに丁度いいです。
ちなみに僕は、登山用三脚を左のサイドポケットには入れています。
フロントカンガルーポケット(紫のジッパー部分)を開けると、小物を入れることができる小部屋があります。
更に細かいポケットなどが中にあればいいと思ったのですが、ジッパーを開けると、スペースが広がっているだけです。
登山の時は、食料関係とカメラメンテナンスグッズを入れています。
写真には写っていませんが、フロントカンガルーポケットの内部には、鍵などをぶら下げておけるフックがあります。
メインのファスナーを開けました。
背中側には、ハイドレーションシステムを入れておけるポケットとファスナー付きのポケットがあります。
ファスナー付きの方の中には、すこし曲線がかったプラスチックの板(サーモフォームバックパネル)が入っていて、背中へのフィット感を高めてくれています。
ご覧の通り、アロー22は非常にシンプルな作りになっています。個人的には、もう少し小物収納に便利なポケットとかがあると良いなと思います。
PCを入れる場合は15インチのノートパソコンまでなら入れることができるそうです。
背中と接する部分にも大きめの始祖鳥のロゴが描かれています。かっこいいです。
この部分には、パッドになっているため、背中へのあたり心地は優しめです。
ショルダーストラップは、かなり厚めで柔らかい設計なので、肩への負担がすごく小さく感じました。NIXONのランドロックⅡというリュックと比べても、ショルダーストラップの厚さは一目瞭然です。
写真左側の輪っかは、ハイドレーションシステム(登山中に水をチュウチュウ吸う奴)の先端を通すための物です。
チェストベルト・ウエストベルトも付属していますが、日帰り登山程度のお手軽ハイキングなら、わざわざ使用しなくてもいいかなぁって思っています。
収納できる荷物(登山編)
Arc'teryx アロー22にどんな感じの持ち物が収納できるのかをまとめておきます。
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北海道の最高峰旭岳登山の時に使用しました。
アロー22に入れていったもの
- 水2L(ペットボトル)
- ゴアテックスレインウェア上下
- フリース
- ミニ三脚
- ミラーレス一眼レフカメラ+レンズ1本
- カメラグッズ(ブロア、レンズペン、PLフィルター)
- お菓子(アルフォート)
- パン(メロンパン、あんぱん)
このくらいの持ち物で半分くらいが埋まる状態でした。
今回は持っていかなかったけど、カップ麺とバーナー類を持っていっても問題無さそうな十分な容量です。
アロー22の気に入っている所
デザイン性
デザインに関しては、一人ひとり価値観が違うので、断言は出来ないのですが、僕個人的にはとても好みです。特にカンガルーポケットは見ていてニヤニヤしてしまいます。
街なかで使用しても全然問題ないなって感じています。
機能性
ファスナーが防水機能実現のためにラミネート加工されています。
天気が変わりやすい山ですが、防水のリュックを使用しておけば、もしもの時にも安心できます。
体への負担が少ない
mont-bellのチャチャパックは自分に合っていないのか、暫く歩くと、肩とか背中が痛くなったりするんですよね。
アークテリクスのアロー22にしてみて驚きました。リュックの負荷が、肩、背中、腰でうまく分散されている感じで、荷物の重さをあまり感じませんでした。
背中に入っているプラスチック板のパッドのお陰だと思われます。
アロー22の微妙な所
気に入っているところばかりのアロー22ですが、ちょっと微妙だと思うこともひねり出して書いてみます。
値段
趣味には出し惜しみしないって決めてるので、あまり気にしてはいないのですが、一般的にはアロー22は高い価格設定のリュックという印象を持たれます。
定価で買うと29,000円で並行輸入品や個人輸入で購入しても20,000円くらいです。
数千円の安物だと、登山でもガンガン汚して傷つけて使っても良いやという気持ちになりますが、アークテリクスのアロー22は傷一つ、汚れ一つ着けたくない!という気持ちが働いて、地面に置くのもすごい慎重になっちゃいます。
底面が斜めなので地面に置きにくい
アロー22の底面は、平ではなく、傾斜が付いています。
この傾斜のお陰で、リュックの重心がうまく調整されて、体への負担が軽減されるとのことで良く考えられているデザインなのですが、困るのは、登山の休憩などの時に地面に置く時です。
底面が斜めなので、平らな地面に置くと、リュックは倒れてしまいます。
岩や石を上手く利用して、立てかけるようにする必要があります。
最後に
新たな相棒を手に入れた気分です。
登山に街に撮影旅行にとどんどん使い倒していきたいです。
オススメ!アークテリクスのゴアテックスジャケット Beta(ベータ) SLを購入!
どこで買うのがいいのか(安く手に入るのか)?
正規価格は3万くらい
アークテリクスのアロー22の日本価格の定価は税込みで29,800円です。
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並行輸入品が格安
定価は3万円なのですが、Amazonや楽天で、2万円前後で売っているショップも見つけることができます。
これは、並行輸入品を取り扱っています。
並行輸入品とは、メーカーが認める正規輸入代理店以外を通じて国内に輸入された商品です。このページでは、Amazon.co.jpが販売する服・ファッション小物・シューズ・バッグ・ジュエリーストアでの並行輸入品について説明いたします。以下の内容をご確認いただき、十分ご理解いただいたうえで、ご注文ください。
並行輸入品とは、怪しい響きですが、海外から輸入した本物を日本で販売していますよってことです。アウトドアメーカーのほとんど(ノース・フェイス、パタゴニアなど)は日本ではぼったくり価格で販売しています。なので、海外から輸入しただけの日本で売られている物と同じ物でも価格に大きな差がでることがあるのです。
また、並行輸入品は、日本では取り扱われていない珍しい色のバリエーションを選択できたりするのも魅力の一つです。
始祖鳥の刺繍が黄金なモデルは街に溢れかえっているので個性を出したいなら、刺繍の色が別の色のリュックを買うのが良いでしょう。