2016年の秋口にアークテリクスのGORE-TEXジャケットとパンツを購入しました。言わば、毎週末の写真撮影の制服として約半年間酷使した(写真撮影以外では1回も着用してない)ので、季節の変わるこの機会に洗濯してお手入れしてあげることにしました。
ゴアテックスに代表されるレインウェアは、高価なものが多いです。そんなウェアを長く愛用するためにも定期的なお手入れは欠かせません。
- 使うのはNIKWAXの洗剤と撥水剤
- ゴアテックスを洗濯する前の準備
- 手洗いで洗濯(NIKWAXテックウォッシュの使い方)
- 手洗いで撥水加工(NIKWAX撥水剤の使い方)
- 洗濯機でもOK
- ゴアテックスジャケット以外にも使用可
- 最後に
使うのはNIKWAXの洗剤と撥水剤
GORE-TEXなどの登山・アウトドア用途のレインウェア用の洗剤と撥水剤は色々なメーカーから発売されていますが、AmazonでベストセラーになっていたNIKWAX(ニクワックス)の物を購入しました。サイズは300ml入りを購入しました。
洗濯用洗剤:NIKWAX TECH WASH(テックウォッシュ)
協力撥水剤:NIKWAX TX.DIRECT WASH IN(TXダイレクト ウォッシュイン)
ゴアテックスを洗濯する前の準備
GORE-TEXを洗濯するまでに、しなくてはいけない準備が幾つかあります。
今回、お手入れをするのは、アークテリクスのGORE-TEXジャケットとパンツ。雪原で膝をついたり、湖の中に入ったり、海に入ったり、吹雪の中撮影したりと、冬季の間かなり酷使しました。
アークテリクスのゴアテックスジャケット Beta(ベータ)SLを購入!
まず、カフス部分はこんな感じにゆるくした状態でベルクロを閉じておきます。
お腹のジッパーを閉めます。ポケットのジッパーは開けたままで良いそうです。
フードの紐を緩めます。以上で、洗濯するための準備完了です。
ためしに、手洗いする前に水滴をかけてみたら、こんな感じの撥水性でした。特に悪くはない感じですが、冬の間、写真撮影で外出した際は着用しっぱなしだったゆえに、よく見ると、コーヒーを垂らしてしまったようなシミがあったりしました。
準備まとめ
- カフスはゆるくした状態でベルクロをとめる
- ポケット以外のジッパーを閉める
- フードの紐を緩める
手洗いで洗濯(NIKWAXテックウォッシュの使い方)
では、NIKWAXでGORE-TEXジャケットとGORE-TEXパンツを手洗いしていきます。
バケツに温水を入れる
バケツに温水を入れます。シャワーを浴びる時の温度の温水を使いました。だいたい10Lほど入るバケツを使用しました。1着あたりの温水の量が18Lを超えてはいけないそうです。
ゴアテックスを洗う
1着あたり、100mlの洗剤で洗うとのことです。この様に、蓋を計量カップ代わりに使用することが出来ます。
今回は、2着一緒に洗うつもりだったので、3杯入れました。洗剤投入後、全体をよくかき混ぜてジャケット・パンツを投入します。
丁寧に、手もみしながら洗います。予め、汚れが気になるところは見つけておいたので、底の部分を重点的にゴシゴシ洗いました。また、首元や手首周りなど、素肌と直に触れることが多い場所も特に体にネイに洗いました。
洗い終えたら、そのまま15分ほど放置します。
15分経過したら、よくすすぎ、洗剤を取り除きます。水が透明になるまで何度もすすぎました。
以上で、手洗いは終了です。撥水処理を施さない場合は、この後、衣類の洗濯表示に従って乾燥機に掛けるなり、ハンガーに掛けて乾かすなりします。乾かす時は、日陰です。
手洗いで撥水加工(NIKWAX撥水剤の使い方)
今回は引き続き、NIKWAX TXダイレクトにて撥水処理を施します。
手洗いによる使用の場合は、1着あたり6L が目安です。ここでも温水を使用します。
すすぎが終わったゴアテックスジャケットとパンツを温水に浸したバケツにNIKWAXの撥水剤を投入します。こちらも洗剤同様キャップが軽量カップ代わりに使えます。
1着あたり50mlが目安とのことですが、計量カップ3杯分をバケツに投入しました。
バケツ内をよく掻きまぜます。半透明な白濁した感じになりました。このまま、撥水剤がよく浸透するように、10分から15分放置します。
全体に浸透するように適当なおもりを乗せると良いかもしれません。
時間が経過したら、再び、水が透明になるまでひたすらすすぎます。すすぎ残しがあると、白い粉のようなものが残るので、入念にすすぐことをオススメします。
すすぎが終わったら、衣類の洗濯表示に従って乾燥機に掛けるか、ハンガーに吊るして乾燥させます。日陰で乾かすのが良いそうです。
以上で、ゴアテックスの手洗い洗濯と撥水処理は完了です。
特に洗剤や撥水剤の変な臭いが残ることもなく、綺麗に汚れが取れました。
完全に余談ですが、全て素手のまま作業をしていたので、自分の手も撥水加工が施されてました。
洗濯機でもOK
今回は、丁寧に手洗いですべて処理しましたが、洗濯機でも同様に洗濯・撥水処理を施すことが可能です。
次回、ゴアテックスのお手入れをするときは、洗濯機でやってみたいと思います。
ゴアテックスジャケット以外にも使用可
ゴアテックスなどのレインウェアの他にも、カメラバック、リュックなどへの使用が想定されているそうです。
最後に
今回使用したNIKWAXは、300ml入りのものなので、1回で使い切ることはありませんでした。数回にわけて使用可能なので、1回のお手入れあたりのコストはかなりやすく済みそうです。高級なゴアテックスジャケットを長く、大切に使用するためにも、定期的なお手入れは大切だなと感じました。