ソニーα9の情報が続々発表される中で、α9ボディを購入し、楽しく、満足して使うために必要な周辺機器を揃えた場合に必要となる予算的な物が見えてきました。
※表記の価格は2017年4月21日現在、Amazonなどのネット通販の価格を参考にしました。
α9をとことん楽しむために必要な予算を算出
α9ボディ本体価格54万円
必須度:★★★★★
これがなければ始まりません。主役となるカメラ本体はソニーα9です。特徴などについてはこの記事では省きます。
予想される市場推定定価は税抜きで50万円ということですので、税込み54万円を計上しておきます。
僕がはじめてかったソニーのカメラはα7IIなのですが、たしかボディが17万円でした。その3倍以上のボディがα一桁シリーズで発売されるとはなぁ。
SONY α9がついに正式発表!α7RIIユーザーがα9のスペックを見た感想
Eマウントレンズ
レンズを何本揃えるのかで、予算が大きく変わってきます。幸いなことに、僕は欲しいレンズをほぼ買い揃えているので、ここでの出費は最小限に済ませることができそうですが、ここでは、レンズを1本も持っていない場合のことを考えてみました。
標準レンズのSEL2470GMと望遠レンズを1本買うのがおすすめなような気がします。そして、F2.8通しの広角レンズが発売されたらそれも狙いたいです。
標準レンズ:SEL2470GM(23万円)
必須度:★★★★★
まず、まっさきに思い浮かぶのは、24mmから70mmの標準域をカバーするレンズです。F2.8通し。「ズームレンズなのに単焦点レンズのような写り」と評価されるこのレンズは実際に使っていてかなりクリアに撮れる感じがします。某カメラ雑誌の評価でも、C社、N社の同クラスのレンズよりも高評価でした。
かなり画質は落としてアップロードしてますが、当ブログの商品レビュー記事の写真はだいたいこのレンズとα7IIの組み合わせで撮影しています。
※2016年11月に購入済み
望遠レンズ:SEL70200GかSEL70200GMかSEL100400GM
必須度:★★★★★
α9の高速連写(20コマ/秒)、正確で高速なAF挙動を活かすなら、動きの読めない動物やスポーツを撮ることが多いかもしれません。その場合は是非、望遠レンズで楽しみたいです。α9に適用するEマウントレンズでおすすめの望遠レンズは3本あります。
200mmまでのSEL70200GとSEL70200GMは風景で活躍。400mmまでのSEL100400GMは風景+動体で大活躍といった感じでしょう。
SEL70200G(13万円)
※2016年6月に購入済み
Eマウントで一番古い望遠レンズです。70mmから200mmの領域をカバーします。ワイ端からテレ端までF4通しで撮影可能です。
標準レンズではカバーしきれず、もっと寄りたいというときにあると便利です。風景の中に溶け込む動物を撮る時にも活躍します。
例えばこんな感じ、動物をクローズアップして撮りたいなら200mmでは力不足かもしれません。
α7RIIにSEL70200Gを付けて撮影したエゾモモンガ
なーんか微妙にピントが甘い。こういう写真が撮れてしまうのがα7RIIの不満点。α9ではこういうことがなくなれば良いのですが。 でもISO6400の撮影でこの綺麗さ。ある意味、α7RIIの特徴が詰まった1枚です。
SEL70200GM(29万円)
カバー領域は、SEL70200Gと同じで70mmから200mm。ところが、値段は倍。前述のSEL70200Gとの大きな違いは、F値。SEL70200GMはF2.8通しなので、前述のSEL70200Gより1段明るいです。
SEL100400GM(35万円)
焦点距離400mmまでをカバーする初のEマウントレンズ Gマスター(TM)超望遠ズームレンズを発売 | プレスリリース | ソニー
α9と同時に発表されたEマウント待望の400mmまでカバーできる望遠レンズ。値段は税込みで35万円ほど(定価)になるよていです。発売日は2017年7月を予定。
α9で動物などの動体を寄りで撮りたいなら一番適したレンズではないでしょうか。
400mmの焦点距離を稼げるレンズなのに、重さは1400gを切ります。SEL7020GMより軽いです。
F値は、通しではなく、F4.5-5.6です。
別売のテレコンバーター1.4Xテレコンバーター 『SEL14TC』と2Xテレコンバーター 『SEL20TC』に対応しているので、最大800mmの焦点距離まで稼ぐことが出来ます。
広角レンズ:SEL1635Z(13万円)
必須度:★★★★☆
広角レンズなら現在のところこの選択肢しかありません。F4通しです。随分前からF2.8通しで大口径のSEL1635GMの噂があるのですがなかなか発表されません。SEL1635Zもすごくいいレンズですが、ここまで来たらSEL1635GMの発表を待つのも有りだと思います。
マウントコンバーターでEFレンズを使うことも可能(3万円)
必須度:★☆☆☆☆
各社から発売されているマウントコンバーターと呼ばれる製品を使用すると、Eマウント用以外のレンズをα9でも使用することが可能です。
たとえば、MC-11というシグマが発売しているマウントコンバーターを使用すれば、EFレンズがα9でも使用可能になります。
AF性能や解像感については、レンズにより異なるようですので注意が必要ですが。
マウントコンバーターは3万円くらいなので、Eマウントのレンズを新購入するよりは出費を抑えることができます。
周辺機器
UHS-II対応のSDカード(1.5万円)
必須度:★★★★★
α9はUHS-IIというSDカードの規格に対応しています。現行のSDカードではデータのやり取りが一番早い規格です。最大で250MB/秒のスピードでSDカードへデータを書き込めるようです。
最低でも100MB/秒のデータを扱えるSDカードが欲しいです。
予備バッテリー(9000円)
必須度:★★★★★
α7シリーズのバッテリーよりも2.2倍の容量になったとは言え、予備バッテリーは必須です。バッテリチャージャーは付属するようなので、予備バッテリーだけ買えばOKです。
液晶保護フィルム or ガラス保護フィルム(1000円から3000円)
必須度:★★★★★
α9はタッチパネル対応になったので、フィルムは必須。傷から液晶を守りましょう。
周辺機器は上げたらキリがない・・・
この他にも買うと良い周辺機器はたくさんあります。L型ブラケット、縦型グリップ、三脚、プリンタ。いつまでたっても記事が書き終わらない気がしてきたので一旦このへんで終了します。
気になる計算結果は?
- α9本体:54万円
- 標準レンズSEL2470GM:23万円
- 望遠レンズ:SEL100400GM:35万円
- SDカード:1.5万円
- 予備バッテリー:9000円
- 保護フィルム:3000円
以上を合計すると・・・・
114.7万円!!
僕の場合はSEL2470GMは買わなくていいので、91.7万円・・・・。
SONY α9がついに正式発表!α7RIIユーザーがα9のスペックを見た感想