シャッターに触れずして、写真を撮影できるレリーズは写真愛好家にとっては必須アイテムでしょう。
ソニーのαシリーズで写真を撮るようになってから、あれこれ2年以上経過しますが、レリーズ(リモコン含む)は何個か使用してきましたので、ちょっとこの辺でまとめておこうと思います。
所有中のレリーズ
ちょっと前置きですが、現在、自分が所有しているSONY用のレリーズは3つです。
左からロワ・ジャパン製のレリーズ。真ん中がSONY純正のレリーズ。右が、ケーブルレスでリモコンでシャッターを切れるレリーズ。
ちなみに純正レリーズは全く使用していません。意識高く純正を買ったは良いものの、自分には合いませんでした。
ソニーユーザーのためのレリーズ選び
軽量・コンパクトならロワ・ジャパンのRW-RM-VPR1-11がおすすめ
軽量でコンパクトなレリーズが欲しい場合は、ロワ・ジャパンのミニレリーズがおすすめです。
ライターサイズなので持ち運びに便利です。機能はシャッターを切る、シャッターを切りっぱなしにするという簡易的な物になりますが、バルブ撮影も可能なので、レリーズとしての役割は十分果たしてくれるはずです。
1年ほど、このモデルを使用していたことがありますが、コードが細いことが原因なのか、断線気味になり使えなくなりました。値段が1000円くらいということを考えれば十分活躍してくれたとは思います。
機能が充実しているロワ・ジャパンのTC-2011もおすすめ
先程のRW-RM-VPR1-11は軽量コンパクトな分、機能も簡易的でしたが、レリーズ一本でいろいろやりたいのならば、おすすめなのが、同じくロワ・ジャパンのTC-2011です。
こちらは現役で使用しています。
機能が豊富で
- DELAY:撮影開始までのディレイ時間
- LONG:露光時間(シャッタースピード)
- INTVL:撮影間隔
- N:撮影枚数
- ♪:電子音を鳴らすか
の編集が可能です。
それぞれのパラメータを弄って思うがままにシャッタスピードを調整できるので便利です。また、「N」で撮影枚数を編集できるので、タイムラプスや星を軌跡で描く時用の撮影時に重宝します。
シャッタスピード等の制御を行うには、単4電池が2本必要ですので、すこし重くなりますし、大きさもコンパクトではないですが、使用している人が多いような気がします。
コードが太めからかもしれませんが、手荒に扱ってもまだ断線はしていません。
関連記事!ロワ・ジャパンのレリーズ「 RW-RM-VPR1-11」と「TC-2011」を購入してみたので比較レビュー!
純正レリーズ
純正レリーズも一応買いました。でもほとんど使っていないです。
ご覧のように、写真撮影時の機能としては、シャッターを切る、ロックするという機能しかありません。
ですが、動画撮影の開始やカメラ自体の電源のON/OFFスイッチがあるので、動画を頻繁に撮る方にはぴったりかもしれません。
ただ、値段が結構高いです。
コードは、レリーズ本体から分離可能なので鞄の中で変な力が加わり断線するということを防げるようになっています。
コードレスなリモコンレリーズ!
最後に紹介するのは、コードレスで、ワイヤレスにシャッターを切ることが出来るレリーズ(というかリモコン?)
色味は、なんとなくアルファっぽい感じに仕上がっていますが、完全なサードパーティ製です。
カメラに向けて、「S」ボタンを押すとシャッターを切ることが出来ます。
BULBモードでの撮影時は、1回目の「S」ボタン押しで撮像開始。もう一回「S」ボタンを押すと撮像終了になります。
カメラのグリップ付近を向けると良い感じに反応します。
ストップウォッチ片手に時間を測りながら長時間露光をすることも容易に可能です。
「2S」のボタンを押せば、2秒後にシャッターが切られます。
このリモコンレリーズの気に入っているところは、なんといってもワイヤレスというところです。
先に紹介したコード付きのレリーズだと、カメラにコードを挿したまま、だらーんとぶら下げるか、手に持っているか、三脚に巻きつけるかになると思いますが、いずれもちょっとかっこ悪いし不便です。
ましてや、湖や川など、水中に三脚を立てて撮影している時は、レリーズの置き場に苦慮します。
そういった煩わしさを一気に解消してくれるこのリモコンレリーズは最高です。
こんな感じに、水中に三脚を立てても、離れた位置からシャッターを切れます。スペック的には感覚的には1mくらいの距離であれば問題なく反応しています。
日中の長時間露光の撮影では基本的にこれを使っています。
豆電池で駆動します。購入時から、豆電池が入ってきました。半年ほど使用していますが、まだ電池切れは起きていません。
このレリーズの一番のおすすめポイントは価格かもしれません。500円を下回る価格帯なので、気軽に購入することが出来ます。
もし、なくしてしまっても、そんなに落ち込みませんし、予備に何個か買っておくことも出来ます。
ソニー用の似たようなリモコンレリーズが多数存在していますが、自分が買ったモデルでは、α7II、α7RII、α9で問題なく動作しました。
1つだけカメラ側の設定が必要です。「リモコン」を「入」モードにしてください。
自分が購入したリモコンは現在在庫切れのようですので、α7シリーズに互換性がありそうな商品をピックアップしてみました。レビューを見ると、α7シリーズで動作しているようです。また、外れを引くと、電池切れの状態で届くらしいので、動作しない場合は電池交換が必要かもです。
くれぐれも、カメラ側で「リモコン」を「入」にするのを忘れずに!
まとめ
リモコンレリーズは、かなり便利ですので、メインで使うか使わないかは別として、1個買ってみてもいいと思います。