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ソニーα7IIとα7RIIの比較!α7Ⅱユーザーがα7RⅡに買い換える価値はあるのか考えてみた

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SONYのフルサイズミラーレス、α7IIを使い始めてから1年とちょっとが経ちました。

そんな折のつい先日、ソニーから重大発表がありました。α7シリーズの最高解像度を誇るα7RIIの値下げ&キャッシュバックキャンペーンの実施。

(α7IIなども値下げ&キャンペーンの対象です)

ということで、α7IIからα7RIIへの買い替えに心揺らいでる方も大勢いるのではないでしょうか。僕もそのうちの一人です。

となわけなので、この記事では、α7IIとα7RIIの違いを比較しながら、買い替えの価値があるのかどうか検討していきたいと思います。

α7Ⅱとα7RⅡの違いを比較

  α7II α7RII
発売日 2014年12月5日 2015年8月7日
CMOSセンサー Exmor ExmorR(裏面照射)
有効画素数 約2430万画素 約4240万画素
重量 約599g 約625g
タッチパネル 無し 無し
サイレントシャッター 無し 有り
ローパスフィルター 有り 無し
ボディの値段 15万円 35万円

発売日

α7IIが発売されたのが、2014年12月5日に対して、α7RIIが発売されたのが、2015年8月7日。α7RIIのほうが1年程新しい製品です。

CMOSセンサー

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カメラの心臓部であるCMOSセンサーには明確な違いがあります。α7IIはExmorというCMOSセンサーで、α7RIIはExmorRというCMOSセンサーです。ExmorRの決定的な進化点としては、裏面照射型ということです。裏面照射型のCMOSセンサーはスマホなど小型サイズのセンサーには、よく使われるようになっていますが、フルサイズ機への裏面照射型CMOSセンサーの採用は、α7RIIが初です。

一般的なCMOSセンサーは受光素子の上に配線(アルミ等)があるため、光を遮ってしまい受光部に本来届くはずだった光をすこし失ってしまいます。

それに対して裏面照射型CMOSセンサーは、配線の上に受光素子が来るようにする特殊な製造方法を用いるため、より高効率に光を集めることができ、高解像度、高感度特性が飛躍的に上昇します。

α7RIIは裏面照射型を採用しているので非常に魅力的です。

有効画素数

α7IIは約2430万画素、α7RIIは約4240万画素、NikonのD800シリーズが出た時にその画素数が3600万画素くらいで大騒ぎになったのに、α7RIIはそれをも超え、4000万画素の大台に乗っています。高解像度だからこそ、僕の大好きな広角レンズの本領も発揮されるのではないかと思っています。

α7IIは、4K対応、α7RIIは8K対応の画素数です。8Kディスプレイで自分の写真を眺めるのが当たり前になる日が来るの期待して、これからは8Kに対応したカメラを買いたいです。

重量

ほとんど変わりないです。某カメラ量販店で手に取った感じでは違いは気になりませんでした。

タッチパネル

両方共、タッチパネルは非搭載です。タッチパネルでピント位置の変更できれば最高なのにな。

サイレントシャッター

地味に僕がかなり欲しい機能なのが、サイレントシャッターです。α7RIIはサイレントシャッターにしっかりと対応していますが、α7IIはサイレントシャッターは出来ません。

サイレントシャッターでシャッターを切ると無音っていうレベルです。α7シリーズのチープなシャッター音を聞かなくて済むだけでなく、シャッターを切った時の衝撃低減により、更にシャッタースピードを遅くしても手ブレしにくくなります。

α7II以降に標準搭載された5軸手ブレ補正の効果と相まって、手ブレに強いカメラになるのです。

BULB撮影時はサイレントシャッターが使えませんので、星空の撮影や長時間露光の撮影時はシャッター音が出てしまいます。

ローパスフィルターレス

α7RIIは、ローパスフィルターレスです。ローパスフィルターが無いと聞くと機能がアップしているの?って思うかもしれませんが、ローパスフィルターが無いことで、細部の解像度が向上すると言われています。すこしでも画質に拘りたい場合はローパスフィルターレスは、重要です。

効果の実感は、実際に使って比較しないとわからなそうですが。

値段

値段も差が大きいです。2016年11月中旬の価格コムのデータですと、α7IIは15万円くらいで、α7RIIは35万円くらいです。α7RII現在販売されているフルサイズ機の中でも、1,2を争う値段の高さでしょう。

α7IIからα7RIIへの買い替え検討で更に知っておくべきこと(性能面以外)

カメラの性能的には、α7IIからα7RIIへの買い替えする価値は十分にあると思っています。高解像、サイレントシャッター、ローパスフィルターレスは今の僕にとって本当に欲しい機能です。さらに4K動画もなんちゃってでも撮影できるのはちょっと楽しみです。また、最高級のカメラを使っているという自己満足にも浸れます。

操作性で不満続出?

35万円もするカメラですから、カメラの性能だけでなく、操作性の部分も追求していきたいですよね。しかし、α7RIIは他のαシリーズ同様、操作性で難があります。

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コントロールホイールの誤作動です・・・。コントロールホイールをクルクル回転させると、ISOの変更が出来たり、AFモードの変更が出来たりします。

その設計は素晴らしいと思うのですが、コントロールホイールの感度が高すぎて、回して無いはずなのに、ISOがいつの間にか変更されたり、AFモードが変更されたりします。

これは、現在僕使用しているα7IIでもとても困ってることです。α7IIはフルサイズの中でもエントリーモデルだからと自分に無理やり言い聞かせて我慢できました。

ですが、現在のαシリーズ最高級機種のα7RIIでも操作性の不便さがあるとなると、我慢できるのかわかりません。これからの寒い季節手袋着用での操作をすれば、誤作動の確率は更に高まりそうです・・・。

関連記事!SONY α7Ⅱ(ILCE-7M2)を徹底レビュー!

結論

まずは、次の機能に対してお金を出せるかがポイントです。

  • サイレントシャッター
  • 超高解像度&裏面照射型CMOSセンサー
  • ローパスフィルターレス
  • 最高級機を使うという自己満足

これらにお金を払う価値があると思うなら、あとは、操作性の悪さを我慢できるかどうか。コントロールホイールの誤作動。きっとα7IIユーザーなら皆が感じているであろうあのイライラは、α7RIIでも大差ないです。一応、コントロールホイールに何も機能を割り当てないという方法はあります。我慢できますか?

背中をコツンと押してもらえれば買っちゃいそうな気持ちなのですが、なかなか最後の一歩が踏み出せません。α7RIIIは2018年まで出ません!って言ってくれれば即買うのですが。