北海道のシンボル羊蹄山(ようていざん)。標高は1,898 mで決して高くはないのですが、独立峰で、逞しい佇まいがカッコいい山です。また、富士山とも非常によく似たシルエットをしていることもあり、蝦夷富士と呼ばれたりしています。
そんな羊蹄山に朝焼けの撮影のために行ってきました。羊蹄山の有名な写真スポットは何ヶ所かあるのですが、今回訪れたのは、ニセコ町にある双子のさくらんぼの木という場所。双子のさくらんぼの木はニセコ町のふるさと眺望点にも選ばれているお墨付きの撮影スポットなのです。ふるさと眺望点とはニセコ町内の優れた景観を眺望できる場所を町長が指定するという条例らしいです。
双子のさくらんぼの木へのアクセス・行き方
場所はここ!
ニセコ駅方面から行くと、66号線を北に進み、343号線へ右折して入ります。しばらく343号線を進むと右に大きく曲がるカーブがあるので、そのカーブを曲がりきらずに左へ左折して数百メートル進むと数台駐車できるスペースがあります。Googleマップ上では、左折できるような道は無いように見えますが、実際には車1台通れる砂利道があります。駐車スペースへ続く道は、すれ違いが無理な道なので注意が必要です。
こんな感じの砂利道です。
双子のさくらんぼの木から羊蹄山の日の出を撮る
自宅を出発したのは午前1時半頃、2時間ほどの運転で目的地の双子のさくらんぼの木へ到着しました。この日は日曜日の朝で予報は晴れ。カメラマンが何人かは待機していると思いきや、僕の他には1人しかいませんでした。
三脚にカメラをセットして撮影を始めます。この日は雲が少し多かったので、雲全体も赤く焼けてくれることを期待はしたのですが、思うようにはなりませんでした。が、さわやかな空気、暖かい日差し、カッチョいい羊蹄山に心踊らされました。
ここで、写っている2本の木が双子のさくらんぼの木です。2本が寄り添っているように立っているのが可愛らしくて人気が出るのもうなずけます。
実は、GW初日くらいにもこの場所は訪れています。その時の写真がこちら。GWのころは、スカスカで寂しかったさくらんぼの木は葉っぱをつけ、残雪があった羊蹄山は、今はもうすっかり夏仕様に変わっていました。
双子のさくらんぼの木の手前側は、畑になっているので、当たり前ですが、畑には入らないように撮影しなくてはいけません。
どうやら、朝日はさくらんぼの木の左側から昇ってくるらしい。僕の御用達アプリSunSeekerで確認していた情報とほぼ同じでした。
NDフィルターを使ってスローシャッターにすることで、雲の動きを表現してみました。たしか、シャッタスピードは150秒くらいにしていると思います。三脚を使った撮影はこれで一旦終了。三脚で撮影中、ふと足元を見ると、朝露をふんだんに身にまとった草を発見しました。太陽が登った後は、水玉のキラキラ玉ボケの撮影に挑戦しようと考えていました。
カメラの液晶モニタで確認した時は、綺麗にとれた!と興奮していたのですが、家に帰って大画面で確認したら玉ボケが少し角ばっていた。F値の選択が良くなかったのでしょうか。次回からは、きちっとカメラのモニタ上で拡大して確認しないといけませんね。
三脚で撮った写真よりもこっちの写真の方が個人的には好きかな。ローポジションでの撮影でしたが、愛用しているα7Ⅱはチルト液晶なので、苦労せずに撮影出来ました。撮影を終えたのは朝5時前。徹夜で行動していたので、さすがに眠気が襲ってきましたが、最高の休みの日の使い方でした。
ついでにもう一箇所のふるさと眺望点に行ってみた
ふるさと眺望点は双子のさくらんぼの木以外に、もう一箇所指定されています。ダチョウ牧場です。一応そちらにも立ち寄りました。が、羊蹄山の先っちょが雲に隠れてしまいました。残念。
ダチョウの足って結構グロいんだっていうことを学びました。
最後に
土曜日徹夜→日曜日朝焼け撮影はこれからの多用していきたい黄金パターンですな。
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