ソニーのフルサイズEマウント用大口径標準ズームレンズ「FE24-70mm FE2.8 GM(SEL2470GM)」を購入しました。
今年2本目の購入レンズは、過去最高価格の1本となりました。
Eマウント用大三元
大三元レンズとは、すべての焦点距離において、F2.8通しで撮影することが可能なレンズのことです。一般的には、F2.8通しで撮影可能な広角レンズ・標準レンズ・望遠レンズの3本のことをまとめて大三元レンズと呼びます。大三元とは、麻雀由来の呼び名らしいのですが、麻雀の知識は皆無なので、意味合いはよくわかりません。
ニコンなどは、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズそれぞれでF2.8通しの素晴らしいレンズをラインナップしていますが、ソニーのEマウントはF2.8通しの広角レンズがまだありません。大三元の広角レンズは近日発表との噂が高いので2017年中には、やっとEマウントの大三元レンズが勢揃いすることになるでしょう。
ソニーEマウントのαシリーズは「コンパクトなのに高性能」を一つの売りにしていたということもあり、F4通しのコンパクトレンズのラインナップを優先して揃えてきたという背景がありました。αが普及するにつれて、F2.8通しも使いたいという声が増え、それに応えるために開発が進められました。
現存するEマウント用大三元レンズ
- 大三元標準レンズ:FE 24-70mm F2.8 GM(SEL2470GM)
- 大三元望遠レンズ:FE 70-200mm F2.8 GM OSS(SEL70200GM)
そんな中で今回購入したのは、Eマウント大三元標準レンズのSEL2470GM。コスパという概念は捨てました。
Gマスターレンズ
Eマウント用の大三元レンズには、Gマスターという「G」の称号が与えられています。Gマスターとは「圧倒的な解像度ととろけるようなボケ味」をキャッチフレーズにしています。
今後もトレンドとなっていくであろうカメラ業界の高解像度(8Kクラス)という普遍的な価値に対応できる最上級レンズがGマスターなのです。
外観レビュー
では、外観レビューを。
黒とオレンジのいつもの色合いの箱に入って到着。表面のGMASTERという言葉に心踊ります。
SEL2470GMは、このようなレンズポーチ内に梱包されています。F4通しのレンズは巾着袋のような安っぽいレンズ収納袋が付属してきましたが、SEL2470GMは、こういったとこの高級感もあります。
肩掛け用のストラップも付属してきたため、このレンズポーチをショルダーバッグのように使用してレンズを持ち歩くことも可能ですが、多分そんな使い方をすることはないでしょう。
いよいよ、お目見えです。ピカピカのレンズは良いですね〜。このレンズは丁寧に扱って傷ひとつつけたくないです。なので、登山には絶対持って行かない予定です。
レンズフード付属していまし。花形です。個人の感想ですが、花形の方がレンズの高級感が増すので好きです。
フィルター経は、82mm。今まで持っていたレンズの最高径は72mmだったので、10mm記録を更新しましたね。大口径になったこともあり、重さがすごいです。860gですので、なんとα7II本体の重さよりも重たいです。
Eマウントの大三元をカメラに装着すると流石にコンパクトさの面影は0になります。
側面には、Gのロゴ。α7シリーズのボディは似たり寄ったりなので、パッと見ではα7なのかα7IIなのか、α7RIIなのか区別がつきません。ストラップもすべて同じなので、差別化がされていません。
SEL2470GMは程よく目立つGのロゴのお陰で、他レンズとの差別化が図られています。
AF/MFの切り替えスイッチがレンズ側面についているので、簡単にモード切り替えが出来るのが非常に嬉しいです。
ちょっとした気遣いもあります。写真中央のLOCKスイッチを入れておけば、ズームリングがロックされ、意図せずにレンズが伸びることを防ぎます。
最後にサイズ感の分かる写真を。iPhone 7 Plusと並べてみました。レンズフードなしの状態であれば、iPhone 7 Plusとほぼ同じ長さです。
使用感など
ズームリングが固い?
SEL2470GMはズームリングが固いとの噂を聞いていましたが、特にそんなことは感じませんでした。SEL2470ZやSEL1635Zよりは固いですが、固くて回らない!っていうことは全く無いです。
重さの感想
重いです。でもその重さが、自己満足感を引き立ててくれる気もします。
作例
天気が思わしくなく、まだ数枚しかSEL2470GMを使って撮影出来ていないのですが、2枚だけ作例を載せてみます。撮影関係のレビューはまた後日にしたいと思います。
※商品レビュー撮影時の設定の名残でAPS-CモードONのまま撮影に出かけるという失態をしてしまったので、以下の2枚はクロップされた状態です。ま、ブログサイズの画素数なので影響は無いですが。
沖縄のお土産。
人が多く出入りする駐車場に鹿さんと思わしき足跡があったので撮影。たしかにボケは柔らかいかも。