いつも向かい風

カメラ好きが、試される大地、北海道で試されるブログ

α7II / α7RIIユーザーにおすすめソニーEマウントレンズを使用目的別で紹介

スポンサーリンク

スポンサーリンク



f:id:matka1014:20161130235630j:plain

SONY α7IIやα7RIIはフルサイズのCMOSイメージセンサーを搭載したミラーレスカメラとして人気を集めています。

Nikonなどの老舗カメラメーカーと比べるとまだまだ歴史が浅いので、レンズの種類がすこしイマイチと言われることが多いです。

しかし、そんな中でも自信をもっておすすめできるレンズはたくさんありますので、この記事で紹介してみたいと思います。

※予めのお断り:コスパはそんなに考えていません。

キットレンズも良いけど

 意外とキットレンズも優秀らしいです。海外サイトのレンズスコアでも、かなり検討していました。が、ここでは、キットレンズは一旦忘れて置きましょう。

風景撮影におすすめレンズ

広角レンズ:SEL1635Z

SEL1635Zにはこの記事で何度か登場してもらうことになります。16mmから35mmの焦点距離の広角レンズで、F4通しです。ワイ端からテレ端までF4から撮ることができます。

人の目よりも広角に写すことが出来るので新鮮さが違います。大自然の風景、都会の街並み。撮り方によっては、バンバン気持ちのいい写真が撮れます。特に美瑛の様な大自然で、余計な物が無い広大な風景を撮るときにはぜひ使ってほしいです。

f:id:matka1014:20160919090821j:plain
自然を撮るのが好きな方との相性は抜群に良いです。画角いっぱいに広がる北海道の大自然は自分がカメラがうまくなったのではないかとの錯覚を引き起こしてくれます。α7IIを購入した時に、ヨドバシの店員さんが一番のオススメしていたレンズということだけあって、現在でもかなりの頻度で利用しています。

 

f:id:matka1014:20161106121236j:plain
広角ならではの木を見上げる構図とかも結構良い感じです。

 

標準レンズ:SEL2470GM

最近、ハマっているのがSEL2470GMというレンズ。F2.8通しの明るい標準ズームレンズです。レンズの重さ>α7RIIボディの重さなので、フロントヘビーな奴ですが、それがなんだか自分にはしっくり来ます。このレンズでダメなら「自分が悪い」と諦めが就く。そんな感じのレンズです。

ネックは金額です。ある程度の解像度のレンズを超えると金額と解像度の関係は比例関係を大きく外れてしまいます。すこしの違いに大金を叩かなくてはいけない・・・。とはいえ、ソニーユーザーで予算が許す人なら是非買ってみて欲しい一本です。

とはいえ、個人的には本当に買って良かったです。フードがバヨネット方式だったり、AF/MF切り替えの物理ボタンが付いていたりと上位レンズならではの気遣いがあるのも気に入っています。

f:id:matka1014:20161123103328j:plain

f:id:matka1014:20161120153643j:plain

ちょっと気になる単焦点レンズ:SEL35F28Z

ちょっと気になるレンズとしては、SEL35F28Zという単焦点レンズがあります。焦点距離が35mmで、F2.8のレンズです。程よいアングルでの風景に向く単焦点レンズということで、構図さえ35mmでバチッと決めることができれば、一番解像度高く風景を映し出すことが出来るのではないかと思っています。

また、他のレンズと比べても少しお手頃な価格なのも購入を検討する上で嬉しいポイントです。

そして、重量120g、長さ約4cmというレンズなので、α7シリーズのコンパクトスマートボディを活かすことができます。ちょっとしたお散歩にという気軽な気持ちの時に楽しめそうなレンズでもあります。

登山に持っていきたいレンズ

広角レンズ:SEL1635Z(本日2度めの登場)

フルサイズのカメラを登山に持っていきたい!というモチベーションがある場合、α7シリーズは購入の有力候補になることが多いです。

じゃあレンズは何が良いのかという話になりますが、登山こそ広角レンズのSEL1635Zの威力を100%発揮できる最高の環境だと思っています。

僕が登山に行くときは、特別な目的がなければ、α7II+SEL1635Zでいつも臨みます。

f:id:matka1014:20160806103535j:plain
山々の広大な景色を最大限カメラに納めようとすると自然と広角レンズに手が伸びます。

星空撮影用に買いたいレンズ

星空を撮りたいっていう人は多いのではないでしょうか。星空を綺麗に撮るために適したレンズの条件は、「明るい」・「焦点距離が短い」です。明るいレンズならば、たくさんの星を捉えられます。焦点距離が短ければ、画角に入る星の数が多くなるだけでなく、拡大しても星が流れにくくなります。

しかし、Eマウント用レンズで検索すると、その条件を両立しているレンズが見つかりません。できれば、F1.4以下焦点距離は20mm以下のレンズが欲しいです。24mmでも良いのですが、もうちょっと広角だったらな!!と悔しい思いをすることが多いです。

SIGMA 20mm F1.4 DG HSM

そこで、α7シリーズで星空を撮るのにおすすめのレンズはこれです。SIGMA 20mm F1.4 DG HSMです。「広角レンズなのにボケを楽しめる」という変態なレンズとして人気です。残念ながらEマウント向けのSIGMA 20mm F1.4 DG HSMはありません。

そこで使用するのが、マウントコンバーター:MC-11です。MC-11を使えば、シグマSAマウント用交換レンズ、シグマ製のキヤノン用交換レンズをEマウントボディで使用することが可能になります。

MC-11を買っておけば、シグマ製キヤノン用レンズのみではなく、キヤノンのEFレンズも使えるようになります。

話を戻すと、キヤノン向けのSIGMA 20mm F1.4 DG HSMを購入して、MC-11を介してα7シリーズでも使ってしまおうということです。

SIGMA 20mm F1.4 DG HSMの星空撮影の作例はネットで検索するとたくさん出てきます。解放F1.4では、周辺でコマ収差が確認されますが、星の写りは非常に満足できそうな物でした。また、単純な風景写真もシャープで、広角レンズなのにボケるということを楽しめそうな1本です。

個人的には、この後に紹介するマクロレンズと並んで、いま一番欲しいレンズです。冬のボーナスで買おうか買わないか悩んでいます。

SEL2470GMやSEL1635Zでもそこそこ撮れます

f:id:matka1014:20160813014857j:plain
↑F4通しの広角レンズSEL1635Zで撮影。やはりペルセウス座流星群は写ったものの、F4では暗い印象。

 

f:id:matka1014:20161124225555j:plain
↑F2.8通しの標準レンズSEL2470GMで撮影。星はしっかり写って入るものの、もう少し、広角で撮りたい。

望遠レンズでもっと寄って撮りたい!

広角・標準ときたら、望遠レンズの購入も視野に入れざるを得ません。広角・標準・望遠がそろって、一通りの画角を網羅できることになります。

僕は、広角・標準の2種類で1年以上がんばりました。望遠レンズを買ってからは、撮れる写真の幅が広がったことを実感しました。もっと早く望遠レンズも買っておけばよかったです。

望遠レンズの良さは、被写体に寄ることができることです。余計なものを画面内からカットすることで自分が伝えたいものをより明確に表現することができるので楽しいです。

F4通しのSEL70200G

Eマウントの中でも一番古株の望遠レンズといえば、F4通しのSEL70200Gです。僕はこのSEL70200Gを2016年6月から使い始めました。使用頻度は高くはありませんが、必ず撮影時には携帯するようにしています。

写真とは関係ないことなのですが、SEL70200Gは筐体が白色のレンズです。白のレンズを使っているとなんとなく特別な感じがしてテンションがあがります。

f:id:matka1014:20160529154048j:plain
↑例えば、広角レンズでは上記のような画角になる場所でも・・・

 

f:id:matka1014:20160718102156j:plain
望遠レンズを使用すれば、こちらのように写し取りたい部分だけを抽出して写真を撮ることが可能です。

300mmまで対応可能なSEL70300G

200mmもあれば十分だろう。そう思っていました。でも最近は、200mmじゃ足りないよっ!っていう場面に出くわす様になってきました。

どうせそうなるんだったら最初から300mmまで対応できる望遠レンズを買っておくのも一つの手だったなと感じています。

どの望遠レンズがいいか?

まずは、300mmの焦点距離が必要だなって場合は迷わず、SEL70300Gが良いです。

その他で細かい話をすると、SEL70200GはF4通しなのに対して、SEL70300GはF4.5からで焦点距離が伸びるにつれて、F5.6になります。SEL70300Gはちょっと暗いレンズなので、室内での撮影や日が当たらない場所での撮影ではSSに気を使う必要があります。日差しの元での撮影では十分にSSを稼げると思います。いつも三脚をつかってじっくり写真を撮るという人にはあまり関係ないですね。

もう1点知っておいた方がいいのは、SEL70300Gは三脚座がないということです。850g程度の重さなので、重たい部類ではないのですが、望遠レンズといえば、三脚座が付いていて三脚座に三脚座をセットすることでバランスを保つことが多いので、長時間露光(30秒以上とか)の安定性に不安があります。

マクロ撮影におすすめレンズはSEL90M28G

SIGMA 20mm F1.4 DG HSMと同じくらい、欲しいレンズは、マクロレンズです。接写レンズとも呼ばれ、被写体に兎に角近づいて撮ることができます。

SEL90M28G スペシャルギャラリー | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー

マクロレンズを使った作例を見て、「こんな写真を撮ってみたい!」と誰しもが1回は憧れを抱くのではないでしょうか。ぼくもその口です。

Eマウントのマクロレンズといえば、SEL90M28Gが有名です。

また、風景撮影時の中望遠レンズとしても役立ってくれそうな1本です。

ジェットダイスケさんのSEL90M28Gのレビュー動画を見ると、ものすごく物欲を刺激されます。花のシワまで描画される高解像度には鳥肌が立ちます。

ポートレートにおすすめレンズ

僕の場合、買うとしてもしばらく後になるとは思いますが、ポートレートにぴったりのレンズはこちら。SEL85F14GMです。

ポートレートといえば、85mmが鉄板の焦点距離。そしてF1.4の超明るいレンズ。ピント合わせはシビアになりそうですが、愛する家族、子供を綺麗に撮りたいという場合には是非とも購入しておきたいです。

最後に

以上、ソニーα7シリーズにオススメなEマウントレンズでした。湯水の様にお金が湧き出てくるのなら、全部一気に買ってしまいたいのですが、さすがにそうは行きませんので、優先順位を付けながら、自分に必要なレンズを吟味し、ちょっとずつ購入していきたいです。沼はおもったよりも深い。