この記事では、登山や旅行(トラベル)の時におすすめなコンパクトな三脚を主に紹介していきます。綺麗な星空やタイムラプスや夕景の撮影で大活躍してくれること間違いなしです。
携帯性の良いコンパクトな三脚を重視して紹介するので、登山時の携帯に最適です。
高山に登山に行くと、辺りは真っ暗なので、満天の星なので体力と時間に余裕があれば、星空の撮影も挑戦したいですよね。また、夕焼けや朝焼けも絶景です。
星の撮影の他にもタイムラプスの撮影で持ち運びしやすい軽量三脚は便利ですよ。
- 重さを気にしないならベルボンのウルトラロックUT-63Qがおすすめ
- Velbon ミニ三脚 ウルトラロック ULTRA 353
- Manfrotto ミニ三脚 POCKETシリーズ(コンデジに最適な三脚)
- Manfrotto ミニ三脚 PIXIシリーズ(ミラーレス・軽量一眼レフカメラに最適)
- Manfrotto ミニ三脚 PIXI EVOシリーズ
- PIXIシリーズはスマホ三脚としても拡張可能
- まとめ
重さを気にしないならベルボンのウルトラロックUT-63Qがおすすめ
UT-63Qはこんな感じの三脚です。本気で登山中の撮影をしたいなら、VelbonのUT-63Qはかなりオススメできます。
UT-63Qはコンパクト収納可能なので旅行などの携帯にも便利
この三脚は、重さが1.6kgなので超軽いわけではないです。寧ろ、一番の特徴で魅力的なポイントはコンパクトに収納できること。
どのくらいコンパクトかと言うと、リュックの中に収納できます。縦置きではなくて、横置きで収納できるのです。
去年までは、マイカーを所有していなかったので、撮影旅行の時はカメラやカメラ用品を自分の力で運ばなくてはなりませんでした。
ですので、三脚をカバンの中に収納できるという点はかなり便利です。
もちろん、登山用や普段使いのリュックにも横置きで収納することが可能です。
UT-63Qの詳細レビューはこちら:ベルボン(Velbon)のUT-63Qをレビュー!
後継機種も発売中(UT-63)
Velbon(ベルボン)のULTREK(ウルトレック)の「UT-63Q」と「UT-63」の違いを調べてみた。新モデルと旧モデルの比較
▲UT-63Qの後継機種が発売されたので比較記事書きましたので参考にしてください!
重いので日帰り登山にしか携帯しません
VelbonのUT-63Qはリュックなどにも格納できるというコンパクト性は折り紙つきですが、1.6kgという重さはちょっとネックです。
登山では荷物は少しでも軽くしたいので、UT-63Qは登山への携帯はすこし気が引けます。
特に、山小屋泊などの登山では登山自体の荷物が多くなりそれだけでもかなりの重量になります。
もしUT-63Qを登山に持って行くとしたら、僕の場合は日帰り登山の時だけです。
日帰り登山だと意外とリュックがスカスカだし、重量も軽めなのでその気になれば持ち運べます。
この記事で紹介する三脚の中では唯一、立った状態での目の高さ(アイレベル)でカメラをセットできる三脚なので、撮影に不自由を感じないのが良いです。
一方、旅行には最適!
登山には少し重めですが、普通の旅行には最適な三脚だと考えます。
特に電車やバスや飛行機といった公共交通機関で移動する時は、カバンの外に三脚をぶら下げて移動すると周りにぶつかってしまわないか心配になりますし、周りの人に不可解な視線を送られる事もあります。
UT-63Qはカバンの中にしまうことが出来て、耐荷重も3kgとなかなか高スペックなのはかなり助かります。
α7Ⅱで、長時間露光に何度も調整していますが、ブレが気になったことはありません。
旅行用の一本としては本当に気に入っている1本です。
Velbon ミニ三脚 ウルトラロック ULTRA 353
Velbonからもう一つ登山・旅行にオススメな三脚があります。Velbon ミニ三脚 ウルトラロック ULTRA 353です。イメージとしては先に紹介したUT-63Qのミニバージョンだと思ってもらえると良いかと思います。高さの低い三脚を選ぶと、構図を決めるときに目の前に生い茂っている草が邪魔になったりするのですが、この三脚は最大高が50cmほどになるため、構図作りも困らずに行えそうです。
おすすめポイント
- 重さ:597gでUT-63Qの約3分の1
- 高さ:最大高さが約50cmになるのでそこそこ自由な構図を作れる
- 500mlのペットボトルくらいの大きさなので、余裕でリュックに入る
気になるのは価格
使用頻度が限れる三脚なら購入価格を安めに抑えたいです。
でもこの三脚は小ささの割には値段がすこし高めに設定されているように感じます。
そんなに、コストを気にしない場合は、とても良さそうな三脚です。
Manfrotto ミニ三脚 POCKETシリーズ(コンデジに最適な三脚)
次のおすすめはManfrotto(マンフロット)のミニ三脚、POCKET L ブラック (MP3-BK)。
最大耐荷重が1.5kgなので、エントリーモデルの一眼レフでもOK
耐荷重が1.5kgなので、スペック上では、Canon Kissシリーズ等のエントリークラスのデジタル一眼レフカメラにも対応しています。
実際に一眼レフ(KISS X4)で使ったこともあります。カメラを空に向けて撮る際は、バランスを保てるので問題なく使用できましたが、カメラを地面と水平にすると、レンズ部分の重さに耐えられず、前方にお辞儀するように倒れることがありました。ですので、マンフロットのPOCKETシリーズを一眼レフで使うのは機会が制限されてしまうと思います。(星空を撮るとき限定など)
それに対して、Canno PowerShot S120でマンフロットのPOCKETシリーズを使ってみたところ、しっかりとバランスよく固定されました。
一眼レフとコンデジで使用してみて、この三脚は、コンパクトデジタルカメラに最適だと思いました。
重さ70gくらいなので軽い
重さが70gくらいなので、登山への携帯にも負担になりません。本当に軽くて便利です。
脚の角度の調整が意外と難しい
折りたたみ式のミニ三脚で、3本の足の角度をそれぞれ自分で調整します。水平器などは付いていないので、ちょっと水平を出すのが難しいです。
カメラのライブビューに水準器を表示させるモードがあるなら、それと併用して水平を合わせると良いと思います。
ネジを回すのが大変
カメラの底面のネジ穴にねじ込む時な話なのですが、ネジを回すのにはコインなどの細いものを使って回してやる必要があります。
夜は辺りが暗いので、結構大変です。解決策としては、予めコンデジに装着しっぱなしにしておくという方法があります。
自重が70gなので付けっぱなしでもそんなに気になりません。
参考写真
▲ManfrottoのPOCKET L MP3-BKをCanon PowerShot S120に装着して撮影した星空。長野県の八ヶ岳という山に登山に行った時の写真です。
カメラの星空撮影モードで自動撮影してみたのですが、拡大表示しなければ、そこそこいい感じの写真が撮れました。撮影方法は、山小屋に前に設置されているベンチの上にManfrottoのミニ三脚ごとカメラを乗っけて星空モードで撮影しただけです。
Manfrotto ミニ三脚 PIXIシリーズ(ミラーレス・軽量一眼レフカメラに最適)
次のおすすめ三脚もManfrotto(マンフロット)のミニ三脚です。
Manfrotto PIXIシリーズのホワイト(MTPIXI-WH)。
こちらは、ミラーレス一眼やエントリーモデルの一眼レフにも使用できます。
耐荷重1kgだけど、Canon EOS 70D・SONY α7Ⅱで問題無し
スペック的には、最大荷重が1kgなので、一眼レフカメラでの使用はあまり想定されていないようです。でも僕は、この三脚をCanon EOS 70DやSONY α7Ⅱに取り付けて使用した経験があります。70Dでもα7Ⅱでもこの三脚にセットしてもお辞儀して倒れるということは今のところありません。(望遠レンズを装着した場合はさすがに無理です)
僕は、この三脚が一番気に入っていて、登山に行くときは必ず持っていくようにしています。
ミラーレス一眼やエントリー一眼レフカメラに最適な三脚です。
自重は190g
特別に軽いってわけでは無いですが、許容範囲ではないでしょうか。
参考画像
▲Manfrotto PIXIシリーズのホワイト(MTPIXI-WH)をCanon EOS 70Dに装着して撮影した星空。山肌に三脚を置き、撮影しました。
【SONY α7Ⅱ】北岳山荘でタイムラプスに挑戦。夕暮れの富士山を撮る
▲北岳山荘から撮影した富士山の夕景タイムラプスです。Manfrotto PIXIシリーズのホワイト(MTPIXI-WH)をSONY α7Ⅱに装着して撮影しました。北岳山荘のテーブルに置いて、山めしを食べながら撮影しました。
Manfrotto ミニ三脚 PIXI EVOシリーズ
ひとつ前で紹介したManfrottoミニ三脚 PIXIシリーズには、去年の秋に発売された進化版が存在します。
Manfrotto ミニ三脚 PIXI EVOシリーズ です。
主な進化点
- 脚の長さが変更可能になった(5段階)
- 開脚角度が変更可可能になった(2段階)
- 縦位置での撮影が可能になった
- 最大耐荷重がUP(1kg→2.5kg)
- 自重がUP(190g→250g)
- お値段UP
僕がManfrotto ミニ三脚 PIXIを購入した時は、PIXI EVOがまだ発売されていいなかったので、購入候補に入れることが出来なかったのですが、今登山用の三脚を買うってなったら、間違いなくPIXI EVOを選択します!
前世代のPIXIと比べて60g重さが増えてしまいましたが、耐荷重も増え、安定性が増していますし、縦位置での撮影ができるようになるのは何気に便利です。
そして、デザインもかっこよくなっていますよね!
この記事経由で、PIXI EVOを購入してくださっている方が、毎日数人いらっしゃいます。PIXIの後継機というだけあって本当にオススメできる1本です。
PIXIシリーズはスマホ三脚としても拡張可能
PIXIシリーズのちょっとオススメの使い方として、スマホ用の三脚として使うということがあります。スマホホルダーとミニ三脚がセットなっている商品です。
スマホホルダーにiPhoneなどを挟んで、ミニ三脚にセットすれば、スマホ用の三脚として使用可能なんです。
スマホホルダーを外せば、カメラ用のミニ三脚としても使えるので、1人二役のおすすめ品です。
ちなみに、スマホホルダーだけでも売っています。スマホホルダーだけ購入して、すでに自分が持っている三脚セットして使うことも可能です。
あ僕は、上記で紹介したマンフロットPIXIにスマホホルダーを付けてiPhone 7 Plusでタイムラプス撮影をはじめました。
参考記事はこちら:マンフロットのスマホ用の人気三脚を購入してiPhone 7 Plusでタイムラプスを撮影してみた
まとめ
この記事で紹介した登山やトラベルで大活躍してくるコンパクト三脚が次のとおりです。
- VelbonのUT-63Q(後継機種のUT-63が販売中)
- VelbonのULTRA 353
- Manfrotto ミニ三脚 POCKETシリーズ(コンデジに最適)
- Manfrotto ミニ三脚 PIXIシリーズ(ミラーレス・軽量一眼レフに最適)
- Manfrotto ミニ三脚 PIXI EVOシリーズ(PIXIシリーズの進化版)