ソニーα7Ⅱ用にリモートレリーズを買い換えました。
以前使っていたのは、ロワ・ジャパンの RW-RM-VPR1-11というモデル。超軽量・安価・小型という特徴でとても気に入っていて便利でしたが、断線気味になり、うまく動作しなくなって来たので買い換えました。
今回購入したのは、同じくロワ・ジャパンのTC-2011というモデルで、前述のリモートレリーズよりも機能が豊富なモデルです。
この記事では、ソニーα7Ⅱ用のリモートレリーズ(ロワ・ジャパン製と純正)について比較しながらレビューしていきたいと思います。
- リモートレリーズを使うメリット
- ロワ・ジャパンの高性能リモートレリーズ「TC-2011」
- 点灯するライトが邪魔なのが残念
- 全く惹かれないソニー純正リモートレリーズ「RM-VPR1」
- ソニーユーザーは純正よりもサードパーティ製の方が幸せになれそう
- 最後に
リモートレリーズを使うメリット
リモートレリーズは主に、三脚を使った撮影時にセットで使うことが多いです。だいたいの場面ではレリーズと呼ばれます。レリーズのボタンを半押しするとAF・測光、全押しで撮影開始という風にカメラの操作が出来るリモートコントローラーです。カメラのシャッターボタンに触れること無く、シャッターを切ることが出来るので、カメラブレによる写真の失敗を防止できます。
ロワ・ジャパンの簡易リモートレリーズ「 RW-RM-VPR1-11」
ソニーα7Ⅱを購入した同時期にアマゾンで注文したのがこのリモートレリーズ。こちらは一番簡易的なレリーズで、必要最低限の機能が備わっています。
- 本体:7.9×2.23×1.4cm
- ケーブル長:約87cm
- 質量:29g
- AF、シャッター、バルブ制御ロック機能
おすすめポイント
- 29gなので重さを感じない
- 安い
- ライターサイズなので、嵩張らず便利!
- とりあえず、レリーズが欲しい人には最適!
残念ポイント
- 1年経たずに断線気味になり、シャッターが切れるときと切れない時がある
- BULB撮影時にシャッタスピードを指定できない
(携帯のストップウォッチ機能を片手に、所望の時間になったら手動でシャッターのONOFFをする必要あり)
ロワ・ジャパンの高性能リモートレリーズ「TC-2011」
次は、今回新たに購入した高機能なリモートレリーズ「TC-2011」です。こちらもロワ・ジャパン製のレリーズです。
大きさや重さ情報
本体寸法は155x40x19mmです。 大きさはあまり確認せずに買ったので開封した時に予想以上のデカさに驚きました。
最初に紹介した簡易レリーズ「RM-VPR1」と並べてみるとその差がはっきりと分かります。
重さは、本体が90gで、すべての機能を使うためには単4電池2本が必要なので、実際は100gを少し超えます。
液晶付き
TC-2011の最大の特徴としては、LCD液晶が付いていることです。液晶を見ながらシャッタスピードなどの撮影条件の設定を行うことが出来ます。
LCD液晶を使って設定する機能を利用するには別売りの単4電池2本が必要になります。
電池が切れたら役立たずになるのかと最初は心配しましたが、確認した所、シャッターのONOFFだけは電池がなくても動作可能でしたので最悪の事態は防げます。
TC-2011で出来ること
シャッターを切るだけではなくて、タイマー機能が使えます。タイマー機能では露光時間、インターバル時間の調整などの各種、撮影設定が可能です。設定できるのは、撮影開始までのディレイ時間、露光時間、インターバル時間、連続撮影枚数です。
タイマー機能のまとめ
- DELAY:撮影開始までのディレイ時間
- LONG:露光時間(シャッタスピード)
- INTVL:撮影間隔
- N:撮影枚数
- ♪:電子音を鳴らすか
タイマー機能を利用するには、カメラ側をBULB撮影にしておく必要が有ります。ちなみに実用するかは別として、時間は99時間59分59秒まで設定することが出来ます。
http://www.rowa.co.jp/data/img//TC-200.pdf
▲マニュアルはこちらからPDFでダウンロード可能
点灯するライトが邪魔なのが残念
TC-2011は概ね満足ですが、ひとつ残念なのは、シャッターを切っている時に、右上のライトが光ること。暗闇の中での星空やホタルの撮影時は少しでも光害を避けたいです。
解決策として、ライトの上にマスキングテープを貼りまくりました。これで、光を完全に遮断することに成功しました。
TC-2011のおすすめポイント
- BULB撮影時に、シャッタスピードを指定することが可能!
- そこそこ安い
- でかいリモートレリーズにも我慢出来てるならおすすめ!
TC-2011の残念ポイント
- 撮影時に点灯するライトの存在
- タイマー機能を使うには電池が必要
- 液晶表示OFFが出来ない→電池を常に消費する。使用時以外は電池を抜いておけばOK?
全く惹かれないソニー純正リモートレリーズ「RM-VPR1」
ソニーからも純正のリモートレリーズが販売されていますが、全く惹かれません。
その理由は次の通り。
機能が微妙
- シャッターを切る
- カメラ電源ONOFF
- ズーム
- 動画撮影
などの機能はありますが、シャッタスピードやインターバル時間の制御はレリーズからは無理。
なのに高い
さすが、ソニー。このレリーズが6000円くらいします。流石に削るところは削りたいので、レリーズにそんなに金は掛けられないってのが正直なところです。
ソニーユーザーは純正よりもサードパーティ製の方が幸せになれそう
というわけで、ソニーの一眼レフ、ミラーレス、コンデジユーザーのみなさんは、純正のレリーズを買うよりも、ロワ・ジャパンなどのサードパーティ製のレリーズを買うほうが幸せになれるかもしれません。
最後に
以上、「純正品より便利でオススメかも?α7Ⅱ用にロワ・ジャパンのレリーズ「 RW-RM-VPR1-11」と「TC-2011」を購入してみたので比較レビュー!」でした。