夕日、夕陽、夕焼けは一日の中でも最も印象的なシーンのひとつ。
デジタル一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラを購入したら、夕景の撮影にチャレンジして欲しいです。
綺麗な夕焼けの撮影が出来れば、旅行やお出かけがより一層思い出深くなるでしょう。
この記事では夕日の撮影に役立つ情報を書いてみます。
必須アイテム
- カメラ
デジタル一眼レフカメラはもちろんのこと、色々設定の弄れるコンパクトデジタルカメラでも綺麗な夕日が撮れると思いますよ!
え?三脚?僕は機動力重視なので、ほとんど三脚使いません。
構図をバッチリ決めて撮る場合やタイムラプスを撮影したい場合は三脚があっても良いかもしれませんが。
レンズは、望遠ズームレンズがあると一番簡単で確実に綺麗な夕日を撮れますが、どんなレンズでもOKです。
基本設定など
絞り値優先モードを使おう
夕日の撮影には、絞り値優先モードを選択することをオススメします。操作ダイヤルのAモードやAvモードと書かれているところです。
絞りは絞る(F値は8〜13が目安)
まず、F値は絞り込みましょう。つまり、F値を大きくすれば良いのです。
F値の目安はF8〜13くらいが良いかと思います。
そのくらいのF値にしとくと太陽の輪郭がくっきり写ってくれます。
カメラやレンズの特性によって違ってくると思うので、F値は色々試して、自分好みの値を見つけてください。
過去の写真を振り返ってみると、僕の場合はF11で夕日を撮影していることが多いです。
綺麗な夕陽・夕焼けの撮り方
では、早速本題へ入っていきましょ~
ホワイトバランス(WB)を変えてみる
肉眼では赤く燃えているのに、写真に撮るとそうでもないな・・・。って時はホワイトバランスの設定を変えることがおすすめです。
ホワイトバランスを曇りや日陰に変更すると、写真全体の赤みを簡単に増す事が可能です。
ホワイトバランスの変更は本当に面白いです。
次の3枚は、全く同じ写真です。ホワイトバランスのみを変更しています。
1枚目が「日陰」、2枚目が「オート」、3枚目が「蛍光灯」です。
同じ写真なのに、それぞれ印象が全く違いますよね。
個人差はあると思いますが、「日陰」は、オレンジで夕方っぽさがありますが、「蛍光灯」は1日の始まりの印象を与えてくれます。
望遠レンズを使ってみる
望遠レンズには、「圧縮効果」が期待できます。
圧縮効果というのは、遠い物と近い物の距離感を短く(圧縮して)感じさせる効果のことです。
この「圧縮効果」のおかげで、太陽と他の物との距離感が圧縮され、迫力のあるダイナミックな夕日が撮れます。
ですので、望遠ズームレンズを使って夕日を撮るのがそれっぽい写真を撮る近道です。
(標準ズームレンズや広角ズームレンズでも綺麗な夕日を撮れます)
高いレンズを買う必要はありません。ダブルズームレンズキットについてくるキットレンズの望遠レンズで十分綺麗な夕日が撮れます。
例えばこんな感じ。
こちらの2枚は、エントリーデジタル一眼レフのCanon Kiss X4とキットレンズの望遠レンズ(EF-S55-250mm F4-5.6 IS)で撮影した写真です。
前景に何か入れる
太陽だけでも十分美しいのですが、前景に何かアクセントを加えると更に美しい写真になります。
前景のお陰で、写真全体も引き締まるはずです。
注意しなきゃいけないのは、前景と太陽のバランス。
この2枚も琵琶湖での撮影。
こちらも、Canon Kiss X4とキットレンズの望遠レンズ(EF-S55-250mm F4-5.6 IS)で撮影した写真です。
太陽を外して撮る
敢えて夕日を構図から外して撮るのもおすすめ。
水面や地面や砂浜が夕陽に照らされてオレンジ色にキラキラ輝いているところを狙ってみましょう。
これも琵琶湖の夕焼け。
沖縄の万座毛からの夕焼け。
北海道石狩湾の夕焼け。
露出補正をマイナスにして逆光シルエットを狙う
露出補正をマイナスにすると太陽のオレンジ具合がより強調され、シルエットも綺麗に出るようになります。
後ろも忘れずに振り返る
太陽が沈む方向ばかりに気を取られていませんか?
後ろも振り返ってみましょう。
夕日に照らされた東側や南側の空もロマンチックになっていますよ。
尾瀬の夕日。
札幌藻岩山の雲。
太陽が沈んでからが本当の勝負
太陽が沈んでからの20分程の間はマジックアワーと呼ばれていて、光源の太陽が無く、ほんわかソフトな印象の優しい色相の時間帯です。
魔法のような写真が取れることからマジックアワーと呼ばれています。
ですので、太陽が沈んだ後も、気を抜かずにシャッターを切り続けましょう!
白川郷のマジックアワー。この写真は拡大するとブレブレの失敗作ですが、お許しください。
最後に
以上、夕日をそれっぽく撮るためのコツを自分なりに紹介してみました。
みなさんの参考に少しでもなれば嬉しいです。
今度はホタルの撮り方を書いてみたいと思います。